米作り日誌/2012年3月3日
お知らせ
まだまだ寒い日が続いていますが、春の訪れを予感させてくれる季節になってきました。
そんな中、ふとした瞬間に思い出す一日があります。
去る2月1日、
我が家では大きな大きな出来事がありました。
これまで長い間家を支え続けてくれた祖父の他界です。
長くあまり食欲がなかった祖父ですが、唯一の楽しみは酒。
これだけは美味しいと言って、毎食のように味わっていました。
かかりつけの医者からは酒を止めるようにと言われていましたが、これだけが楽しみなんですと、笑いながら話していたようです。
そんな唯一の楽しみだった酒も、ここ最近では苦くなってきたと嘆くようになりました。
1月31日、
そんないつもと変わらない様子だった祖父
この日の夕方、突然倒れ、翌日他界しました。
頑固一徹
これほどこの言葉が似合う人を私は知りません。
普段は無口ですが、お酒が入ると饒舌になり、いつも家族の将来を心配していました。
農業一筋でやってきた祖父、
手や足にこれまでの苦労がにじみ出ていました。
ひたむきに仕事をする姿は今でも忘れられません。
もうすぐ今年の米作りに向けた準備がスタートします。
昨年までは祖父が中心となって行ってきましたが、
今年からは私が中心となり、米作りをしていきます。
まだまだ未熟ですが、これまでの米作りを踏まえたうえで、新たな取り組みにもチャレンジしていきたいと考えています。
今後ともよろしくお願い致します。