米作り日誌/2012年4月26日
苗作り 1
チューリップも咲き誇り、気がつけば春らしい季節になってきました。
米作りは、いよいよ本格始動です。
まずは苗作り。
今日はその苗作りの一部を紹介します。
最初に昨年収穫した籾(もみ)を、一定の濃度に調整した塩水に漬けこみます。
浮いた籾は、登熟不良や病害などにより中身が充実していないため取り除きます。
これにより発芽率の悪い籾や中身が病害に侵された籾を除去することができます。
塩水から上げるとこんな感じです。
籾が立つように並んでいてキレイです。
長く塩水に漬けていると籾にとってよくないため、素早く網状の袋に移し入れ、水でジャブジャブよくよく洗います。
この水洗いを雑にすると、芽が出なくなることがあります。
続いて籾の表面を消毒します。
先程のよくよく水洗いした籾を、消毒液に漬け込みます。
これにより籾の表面を殺菌します。
このまま24時間漬けこんだのち、殺菌効果を高めるため、陰干しして表面を少し乾かします。
消毒が終わるといよいよ芽出しのための操作に入ります。
…つづく