米作り日誌/2012年7月16日
夏到来
長く雨やくもりの日が続きましたが、ようやく峠を越したのでしょうか。
昨日今日は晴れ間が戻り、とにかく暑いの一言でした。
農作業中は日差しや虫などから肌を守るため、長袖長ズボンで作業します。
少しでも涼しく、そして汗をかいても不快にならないように、
そんな思いから某ユニクロ製品や某アウトドアメーカーの速乾素材の服を愛用しています。
使い心地について原稿用紙3枚は書ける…ような気がします。
関係者の方オファーお待ちしています。
長らく更新をさぼっていましたが、今まで何をしていたかと言いますと、
1、草刈り(畦など)
2、草取り(田の中)
3、昼寝
4、イノシシ対策
5、水の管理
6、一部肥料の追加(追肥)
7、イネの生育状況の確認
8、大雨対策
9、猫の相手(主にサクラ)
などなど、ざっとこんな感じです。
何やら大したことをしてないような項目もありますが、意外と体力を使い、そして気を揉む毎日を過ごしていました。
この中で特にしんどいのは畦の草刈りと田の中の草取り。
草取りについては、我が家では田植えと同時に初期の除草剤をまいており、おおよそはそれで事足りますが、それでも田の中に草は生えてきます。
草の種類によってあまり気にしないものもありますが、厄介なヤツが生えてくると抜いて抜いて抜きまくってやります。
ぬかるんだ田での中腰の作業は足腰にこたえます。
たくさん生えている田だと、例え小さな田でも何時間とかかり、一人では何日もかかってしまいます。
そこでまずは家族総出で抜きまくりました。88歳の祖母も参戦しました。あとは気付いた人が随時抜き、今日に至っています。
全部抜いてやったと勝ち誇るのもつかの間、バラバラとまた生えてきたのを見ると、げんなりします。
除草剤を使っていなかった昔の人たちの苦労は測り知れません。
イノシシが侵入する時期になってきました。
ミミズや野菜などを求めて、田や畑にズカズカと入り込みます。
野菜が食べられたり、イネが倒されたり、畦が壊されたりとホントに迷惑な客です。
そこで侵入を防ぐため、電気柵を張り巡らせています。
電気は感電するほど強くなく、ピリッと少し痛む程度です。
写真に写っているのは、電源から電気柵まで電気を送っている線です。
我が家の古株。
名前は特にありませんが、かつて動物病院に連れて行った時、先生に名前を聞かれ、母がとっさに考えたのが、
「ミーちゃん」
と言うことで、一応ミーちゃんです。
雄ですがけんかが弱く、生傷が絶えません。
我が家のアイドル兼ヤンチャ娘兼ネズミ捕り名人(名猫?)、さくらです。
最近ではかなり大きなネズミを仕留めていました。いい仕事してますね。
さらに最近ではミーちゃんがご飯を食べようとすると怒って追いまわします。
「ここは私の家よ」
そう言わんばかりのドヤ顔です。
さすがにこれにはタップリとお灸をすえてやります。
久々の更新だったので、思わず長ったらしい文章になってしまいました…。
最後に少しだけ。
早生の品種コシヒカリは、いよいよクライマックスを迎えつつあります。
あともう少しで穂が出始め、8月終わりから9月始めに稲刈りをする予定です。
中生の品種のヒノヒカリは、今は水を抜いて「中干し」という状態です。
これから穂の元になる「幼穂」が出来始めます。
どちらも水の管理や農薬散布、そして肥料をまいたりと、イネの状態を見ながら判断していかなくてはなりません。
また詳しくは随時お知らせします。
出来るだけ更新をマメにしま…、しようと思います。
時々フラッと覗いてみてください。