米作り日誌/2012年9月9日
新米!コシヒカリ!
コシヒカリの新米です。
早速炊いてみました。
今年は天候等の関係で、刈り取りが少し遅くなり心配していましたが、
そんな心配を吹き飛ばしてくれるくらい良い米が出来てくれました。
新米の香り、輝くツヤ、そして旨味のある味と、バランスがとれているように感じます。
手前味噌ですが…
ウ、ウマい!
これまでの苦労が報われる瞬間でした。
刈り取りから袋詰めまでは、いくつかの操作が必要です。
まずは乾燥、
続いて籾すり、選別を経て計量、袋詰めです。
最大のポイントは乾燥。
乾燥の具合で味が変わってきます。
一般的には水分が15%になるまで乾燥させますが、これは保存性の高さも考慮されたもので、実際は16%くらいがおいしい水分含量です。
と言うわけで、我が家では15.5~16.0を目標として乾燥を行いました。
今年は乾燥途中で一度止め、4~6時間後に再乾燥する方法をとり、温度ムラの減少、品質の向上に努めました。
乾燥は思った以上に難しく苦労しましたが、どうにかうまく思い通りの水分にすることが出来ました。
話の順番が逆ですが、稲刈りのお話です。
今年は少し刈り取りが遅めで、いい米が出来ているか少し心配でした。
刈り取り適期を逃すと米が割れやすくなったり、ツヤがなくなったり、茶米が増えたりとあまりよくないと言われており、少し早めに刈るほうがよいということになっています。
が、しかし、こんな意見の人も。
ツヤがなんぼのもんじゃい!安全策で早めに刈り取って未熟な米が多い状態よりも、少し遅めに刈る方が完熟した米が増えて、美味しい米ができるわい!
フムフム、なるほど。
外観のことを考えると早めで味のことを考えると遅めということでしょうか。
何はともあれ、今年は刈り取りが遅めになりましたが、割れ米が増えるほど遅くもならず、むしろ米がしっかりと熟し、いい塩梅の刈り取り時期だったようです。
フムフム、なるほど。
いい勉強になりました。