米作り日誌/2015年9月20日
左はヒノヒカリ、右は雄町。
立ち姿が大きく違います。
ある方が今日雄町見学に来られた時の事。
娘さんと来られたのですが、その娘さんにこんな問いかけをされていました。
「右のイネと左のイネとどこが違うと思う?」
娘さんは、
「背の高さとか…、色とか…、あとは穂の位置が葉っぱの中の方にあるのと葉っぱの上の方にあるのと…」
鋭い!
イネの葉の中で、最後にツンと出る葉を止葉と言いますが、ヒノヒカリは止葉が直立し穂よりも上に葉が見えます。
一方、雄町は止葉が斜め上に、極端に言えば真横に出ているため穂が止葉よりも上に見えます。
実際には穂の長さや穂首までの長さなども関係しているかもしれませんが、大きくはこの止葉の出方かなと思います。
穂重型の品種は穂数が少ないため、株間の間隔が割と空いており、そこを埋めるように止葉を伸ばすことで光をより受けやすくしているのでしょうか?
穂数型の品種は穂数が多いため、株間に光が届きにくいため、直立して光を受けやすくしているのでしょうか?
うーん…、ハッキリとしたことはよく分かりません。
それ以外だと、止葉が直立している方が、朝露や雨粒がスルッと落ちやすく、病原菌の汚染リスクが低くなるメリットはあるかなぁと思います。
長々と、とりとめのない話を書いてしまいましたが、次回はヒノヒカリの稲刈り情報をアップ予定です。