2015年09月29日 of nou style

米作り日誌/2015年9月29日

ヒノヒカリ刈取り



hinoinekari7[1].jpg
こちらはイネを刈る機械、その名もコンバイン。

植えた時期は少し違いますが、ヒノヒカリの刈取りは全部で約7日間。

今日から怒涛の稲刈りラッシュです。

刈る直前にはチェーンに油をさしたり機械の調整など、事前の準備をしてやります。

そんな最中、ヨチヨチと彼がやってきました。

車大好き、機械大好きヤンチャボーイ。

乗せてくれとせがんだ威勢はどこへやら、エンジンをかけると怖がって泣きそうな表情になった彼でした。


hinoinekari33[1].jpg
わが家の前に広がる田はそれぞれに車を横付けできる道が整備されてません。

そのため、籾を入れるホッパーを積んだ軽トラが、刈取り後の田んぼの中を突っ切り、刈り場まで行くこともあります。

そんな中、籾を積んだ軽トラが田んぼに落ちそうになるハプニング。

原因は上り坂の畦に掘られたモグラの穴。

トップカーと呼んでいる牽引力の強い農業機械で引っ張ってやり、事なきを得ました。

久々に冷や汗。

遅れを取り戻そうと、ジャンジャンバリバリ刈っていきます。


hinoinekari39[1].jpg
そんな様子を心配してか、また彼です。

気分は現場監督。

「ちゃんとやっとるか?」

そんな声が聞こえてきそうな後姿。

トラブルは続くもので、この後、滅多にない乾燥機の不具合もありましたが、それも無事解決し、予定通りに刈取りが出来ました。

明日もジャンジャン刈る予定です。


hinoinekari43[1].jpg
毎年、稲刈り前は色々と考えてしまいます。

土づくりに問題はなかったか?

肥料の量やタイミングはよかったか?

水の管理はよかったか?

苗作りに問題はなかったか?

イネの管理は本当にこれでよかったのか?

刈取りのタイミングは本当にこれでよかったのか?

自問自答です。

米作りは天候に大きく左右されるため、人の力でコントロールできる割合は半分以下かもしれません。

ただ、その何割かに対して、最善を尽くすことが大事かなと思っています。